テスト関数
テスト関数はデータ比較を実行します。テスト関数を使用して、値のデータ型を識別するか、値が存在するかどうかを判別します。テスト関数は、すべての データ型 で使用できます。
CompareDictionary
CompareDictionary(a,b)
: 大文字と小文字の違いを無視して 2 つの文字列を比較し、数値と思われるテキストを数値順に比較します。この関数は、a < bの場合は-1、a==bの場合は0、a > bの場合は1を返します。
この関数は、辞書比較と完全に同じ順序ではありません。つまり、特定の言語の規則を使用して辞書のソートを実行するように構成されている場合、ソートツールと同じように発音区別記号を処理しません。
例
CompareDictionary("apples","bananas")
-1を返します
CompareDictionary("APPLES","bananas")
-1を返します
CompareDictionary("apples","BANANAS")
-1を返します
CompareDictionary("Cherries","Bananas")
1を返します
CompareDictionary("Bananas","bananas")
0を返します
CompareDictionary("2","10")
は、-1 を返します (文字 「2」が文字「1」より大きい場合でも、2 は 10 未満です)。
CompareDictionary("minus -2","minus -10")
は、1 を返します (-2 は -10 より大きい値です。マイナス記号は、空白の先頭または後でのみ認識されます)。
CompareDictionary("minus-2","minus-10")
は、-1 を返します (2 は 10 未満です。スペースの後にないマイナス記号は、数値の一部としてカウントされません)。
CompareDictionary("pi 3.14","pi 6.28e-1")
は、1 を返します (はい、浮動小数点数の構文を認識し、3.14 は 0.628 よりも大きいです)。
CompareDictionary("12.00","12.0")
1 を返します (数値が同じ値の場合、長い桁数の方が大きいと見なされます)。
CompareDictionary("a", "À")
-1を返します
CompareDictionary("n","ñ")
-1 を返します (マークの付いた文字は、すべてのマークの付いていない文字よりもアルファベットでは大きいと見なされます)。
CompareDictionary("o","ñ")
は、-1 を返します (スペイン語辞書では、Ñ は O よりも小さいと見なされます。これは言語的な辞書での比較ではありません)。
CompareDictionary("ñ","Ñ")
0 を返します (マークされた文字は大文字と小文字を区別せずに比較されます)。
CompareDigits
CompareDigits(a, b, nNumDigits)
: 2 つの数値を比較し、指定した桁数 (nNumDigits) と同じかどうかを判断します。
この比較では、差のある先頭の桁が A と B の大きい方の NumDigits 桁もしくはそれより右にある場合、A と B は等しいと判断します。
nNumDigits パラメーターは Null であってはならず、1 から 19 の間でなければなりません。そうでない場合は、エラーが発生します。整数以外の値を指定した場合は、最も近い整数に四捨五入されます (NumDigits は 0.5 - 19.499 の範囲で指定できます)。
例
CompareDigits(12345, 12444, 3)
"True" を返します(差は99で、その先頭桁はAの先頭桁の3桁右にあります)
CompareDigits(12345, 12445, 3)
"False" を返します(差は100で、その先頭桁はAの先頭桁の2桁だけ右にあります)
CompareDigits(12.345, 12.347, 3)
"True" を返します(差は0.002で、その先頭桁はAの先頭桁の4桁右にあります)
CompareDigits(12.345, 12.435, 3)
"True" を返します(差は0.09で、その先頭桁はAの先頭桁の3桁右にあります)
CompareDigits( .91234, .91334, 3)
"False" を返します(差は001で、その先頭桁はAの先頭桁の2桁だけ右にあります)
CompareEpsilon
CompareEpsilon(a, b, epsilon)
: 2 つの浮動小数点数を比較し、その差がイプシロン以内の場合は True を返します。
例
CompareEpsilon(123.456789101112, 123.456789101114, 0.0001)
"True" を返します
CompareEpsilon(123.456, 123.456789101112, 0.0001)
"False" を返します
IsEmpty
IsEmpty(v)
: v が NULL か "" に等しいかどうかをテストします。
例
Name (v) | IsEmpty |
---|---|
John | False |
True | |
Mary | False |
[Null] | True |
IsInteger
IsInteger(v)
vに整数に変換できる値が含まれているかどうかをテストします。含まれている場合は、True を返します。
セクション
値 (v) | IsInteger |
---|---|
1 | True |
1.23 | False |
B | False |
IsNull
IsNull(v)
: v が NULL かどうかをテストします。v が NULL の場合は True を返し、それ以外の場合は False を返します。
行に NULL 値を入力するには、関数 を使用します。
例
Name (v) | IsNull |
---|---|
John | False |
[Null] | True |
Mary | False |
IsNumber
IsNumber(v)
: vのフィールドタイプが数値かどうかをテストします。
SpatialObj
IsSpatialObj(v)
: v のフィールド型が空間オブジェクトかどうかをテストします。
IsString
IsString(v)
: v のフィールド型が文字列かどうかをテストします。