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Server 2024.1の新機能

バージョン:2025.1.1.27

リリース日: 2025年5月13日

Server 2025.1リリースノート」全文を参照してください。

新しい機能

システム設定での設定変更の監査

可視性を強化し、Serverソフトウェアを適切に管理するため、管理者がAlteryx Serverのホストマシンにアクセスして行った設定変更がログに記録されるようになりました。管理者がシステム設定を更新し、最後のConfirm (確認)ボタンを選択して変更を完了すると、詳細がフラットログファイルに記録されます。このログは、ランタイム設定ファイルと同じマシンのC:\ProgramData\Alteryxに保存されます。このログファイルには、管理者権限を持つWindowsアカウントのみアクセスできます。

管理者用のワークフロー実行結果表示

新しく管理者用にワークフロー実行結果とジョブメッセージの表示が追加されました。これにより、管理者はワークフロー実行結果の一覧を表示し、個々のジョブレコードを展開することができます。実行中、待機中、完了、失敗、エラー、キャンセル、警告などのステータスを記載したワークフローの詳細なジョブメッセージを表示できます。詳細については、ワークフロー実行結果: 管理者インターフェースを参照してください。

管理者以外のユーザー向けの新しい資格情報ページ

管理者以外のユーザーが、Server UIの[資格情報]ページにアクセスできるようになりました。このページでは、カスタム資格情報を表示、作成、編集、削除できます。また、ワークフローを実行およびスケジュール設定するための資格情報を[ワークフロー]で設定することもできます。

資格情報ページには、次の3つのタブがあります。

  • すべて – 利用可能なすべての資格情報を表示します。

  • 自分の資格情報 – [マイプロファイル]または[資格情報]で作成した資格情報と、[ワークフロー]または[スケジュール]ページで作成した資格情報が表示されます。

    [マイプロファイル]で使用されているカスタム資格情報が管理者または管理者以外のユーザーによってすでに保存されている場合、その資格情報は[自分の資格情報]ページには表示されませんが、引き続き使用できます。これらの資格情報は、[既定の資格情報]セクションに表示されます。

  • 共有アイテム - Server管理者が自分と共有した資格情報が表示されます。

資格情報の並べ替えやフィルタリングで管理を容易にできます。

[ワークフロー]では、資格情報を選択して、ワークフローを実行およびスケジュール設定できます。新しい資格情報を入力する、以前に入力した資格情報を使用する、共有されている資格情報を選択する、のいずれかを実行できます。

Designerから資格情報をワークフローに関連付けている場合は、Serverに新しく導入された[資格情報]タブからこれらの資格情報を管理できます。今後これらの資格情報は、DesignerとServerのドロップダウンでも使用できるよう追加する予定です。

共有資格情報またはサービスアカウントの場合は、管理者の[資格情報]ページでの管理が適切な方法となります。管理者は、資格情報を作成するか資格情報の作成にユーザーを招待し、その資格情報を管理者の[資格情報]ページで他のユーザーと共有する必要があります。共有資格情報が管理者から共有されずに複数のユーザーによって直接使用されている場合、資格情報は最初のユーザーに関連付けられます。他のすべてのユーザーの[自分の資格情報]タブには、これらの資格情報は表示されません。

詳細については、資格情報: Serverユーザーインターフェースを参照してください。

資格情報管理のための、管理者によるユーザー招待

[資格情報]ページが非管理者ユーザーにも利用可能になったことで、パスワードの更新が必要な場合に、管理者がユーザーに資格情報の作成または編集を依頼できるようになりました。ユーザーには、管理者の招待、共有資格情報、無効な資格情報に関する通知が送信されます。この拡張機能により、セキュリティリスクが軽減されます。詳細については、資格情報の作成または編集に招待するを参照してください。

Server API

特定のジョブをキャンセルする新しいエンドポイント

DELETE /v3/jobs/{jobId}エンドポイントを追加しました。これにより、ユーザーは手動実行かスケジュール実行かに関係なく、実行中のジョブまたは待機中のジョブをAlteryx Serverでキャンセルできるようになりました。

  • 管理者は任意のジョブをキャンセルできます。

  • 他のロールのユーザーは、自分が作成、トリガー、またはスケジュールしたジョブをキャンセルできます。これには、コレクションを介して共有されたジョブも含まれます(所有者としてジョブを所有していない場合でも)。

詳細については、ジョブエンドポイントを参照してください。

Server資格情報用の新しいAPIエンドポイント

Server資格情報(非DCM)用に、2つのAPI資格情報エンドポイントを追加しました。

  • Server資格情報の作成: POST /v3/credentials

  • 既存のServer資格情報のパスワード更新: PUT /v3/credentials/{credentialId}

これらのエンドポイントは管理者のみが使用でき、TLSを有効にする必要があります。詳細については、資格情報エンドポイントのヘルプページを参照してください。

スケジュールエンドポイントへのCron式サポートの追加

Cron式を使用した柔軟性の高い動的スケジューリングを追加しました。これにより、クラウド版を含め、Alteryxプラットフォームのさまざまな製品で一貫したエクスペリエンスを実現できます。

次のAPIエンドポイントでCron式を使用できるようになりました。

  • POST /v3/schedules

  • PUT /v3/schedules/{scheduleId}

  • PATCH /v3/schedules/{scheduleId}

  • GET /v3/schedules/

Cron式のサポートに関する制限事項

2025.1リリースではCron式を使用したスケジュール設定の柔軟性が向上していますが、現時点では以下の制限事項にご注意ください。

  1. 一つの式内で範囲(-)文字とステップ(/)文字を組み合わせて使用することはサポートされていません。

    無効な式: 0 23 * 1-11/2 * *

    有効な式: 0 23 * 2,4,6,8,10 * *

  2. 5フィールドのCron形式のみです。

    今回の実装では、5フィールドのCron形式のみがサポートされています。

    minute hour day-of-month month day-of-week

  3. 曜日(最後)のフィールドでは、ステップ値はサポートされていません。

    無効な式: 0 * * * */tue

    有効な式: 0 * * * TUE

詳細については、スケジュールエンドポントのヘルプページを参照してください。

Server使用状況エンドポイント

重要

この新しいエンドポイントは、2025年5月に開始した、対象となるお客様向けの新しいエディションベースの価格設定をご利用のお客様にのみ適用されます。

  • オンラインのお客様: 使用状況データは自動的に収集され、定期的にAlteryx Analytics Cloud (AAC)に送信されます。管理者は、このデータをAACで直接確認できます。

  • オフラインのお客様: オフラインのお客様がライセンスと請求を行うにはAACを使用する必要があります。使用状況データレポートは、AACに自動的には送信されません。ただし、ServerおよびAACで使用可能なAPIエンドポイントを使用して、レポートを手動で抽出してアップロードすることができます。

使用状況データを抽出してServerにロードする手順の詳細については、Server使用状況エンドポイントを参照してください。

SAMLアサーション暗号化のサポートを追加

セキュリティを強化するため、SAMLアサーションの暗号化がサポートされるようになりました。これにより、アサーションの暗号化と署名の両方が可能になります。この機能は、FIPS環境と非FIPS環境の両方でご利用いただけます。

設定の詳細については、Alteryx Server認証の設定のヘルプページを参照してください。