Skip to main content

Server

Alteryx Server はスケーラブルサーバーベース分析ソリューションを提供します。これにより、分析アプリの作成、公開、共有に加えて、ワークフロージョブのスケジュール設定と自動化、データ接続の作成と管理と共有、およびデータアクセスの制御が可能になります。

Server のコンポーネント

Server には、次のような主要なコンポーネントが含まれています。

Designer は、直感的に使用できるドラッグアンドドロップのユーザーインターフェースによって、反復可能なワークフロープロセスを作成できる Windows ソフトウェアアプリケーションです。ツールボックスからツールをキャンバスへドラッグし、ツールの接続、プロパティの編集を行うことでワークフロー、アプリ、およびマクロを作成できます。これらのワークフローを使用して、さまざまなソースからのデータをブレンドおよび強化し、高度な分析を行い、短時間で結果を生成して他のユーザーと共有できます。

Server実装環境では、Designerユーザーは自分のワークフロー、アプリ、およびマクロをServer UIに公開し、他のServerユーザーがアクセスして実行およびダウンロードできるようにすることができます。

スケジューラーインターフェースを使用すると、特定の時刻または定期的な間隔でワークフローを実行するようにスケジュールを設定できます。また、Server デプロイの一部として Designer に追加することもできます。

Alteryx Server は、ワークフローを公開、共有、実行するためのクラウドホスト型または自己ホスト型のアプリケーションです。Server実装環境で、ユーザーはDesignerのワークフロー、マクロ、およびアプリケーションを、会社のサーバーインフラストラクチャにホストされているプライベートServerに公開できます。公開した後は、他の Server ユーザーがワークフローを実行して結果を表示できます。Alteryx はパブリック Gallery も提供していましたが、これは 2021 年 12 月に廃止となりました。Alteryxコミュニティを使用してツールやワークフローを共有できるようになりました。

コントローラーは Server 設定を管理し、実行するワークフローをワーカーに委任します。

コントローラーは、コードの主要部分としての Alteryxサービスで構成されています。サービスを使用すると、ワークフローを処理する Engine を複数のサーバーに展開でき、分析ワークフローのスケジューリング、管理、および実行のためのスケーラブルなアーキテクチャを提供することができます。サービスにはコントローラー - ワーカーアーキテクチャが使用され、1 台のサーバーがコントローラーとしての役割を担い、ジョブキューを管理し、他のサーバーがワーカーとしての役割を担い、ジョブを実行するようになっています。複数のサーバーに Server を展開する場合、コントローラーとして有効にできるマシンは 1 台のみです。サービスは永続レイヤーを使用して、機能するうえで重要な情報を保存します。また、リクエストされたコンテンツを Server に送信します。

ワークフローの実行は、ワーカーが担当します。コントローラーがジョブをワーカーに委任すると、ワーカーはジョブを実行して出力を生成します。Server デプロイには、少なくとも 1 台のワーカーマシンが必要です。

ワーカーには、Alteryx Engine のインスタンスが 1 つ含まれています。Engine は、さまざまなデータソースへの直接接続をサポートします。Engine は入力データにアクセスしてから、ワークフローの実行中にそのデータをメモリ内で処理します。処理がメモリ制限を超えると Engine はディスク上の一時ファイルを利用し、処理が完了すると削除します。

Engine は Designer 内に内部実装することも、あるいは Server によって組織内のリソースにスケーリングすることも、または Server のクラウド上に展開することも可能です。

Engine は R と統合されます。予測分析に使用される R ベースのツールとマクロのスイートはどちらも R プログラムを活用します。

開発者は、アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して Engine を直接呼び出すアプリケーションを作成します。ソフトウェア開発キット (SDK) によって、開発者はプログラムを Alteryx ツールボックスに追加できます。

永続レイヤーはデータベースとも呼ばれ、アプリケーションデータを保存し、すべてのコンポーネントを結合します。これは、Serverの管理レコードです。サービスは、アプリケーションファイル、ジョブキュー、結果データなど、サービスの機能に重要な情報保存する際に持続性レイヤーに依存します。

永続化のためにサポートされているメカニズムには、SQLiteとMongoDBの2種類があります。軽量でローカルなデプロイでは、SQLite はスケジューリングに関するニーズのほとんどに適しています。高負荷利用のケースやそのためにServerをデプロイしている場合には、MongoDBを使用する必要があります。MongoDB を使用する場合は、組み込まれた MongoDB を使用するか、MongoDB の実装環境に接続します。