Alteryx Server と Server-FIPS:機能の違い
Alteryx Serverバージョン2025.1では、一般提供リリース版およびFIPS 140-2対応製品が個別に提供されています。これらの標準規格は、米国政府機関および請負業者による使用のために、米国国立標準技術研究所(NIST)が開発したものです。FIPSの詳細については、NIST FIPS の FAQ ページを参照してください。
Alteryx Server の通常(非FIPS対応)リリースバージョンはFIPSに準拠していません。FIPS 140-2に準拠する必要があるお客様は、個別のライセンス条項に従って個別のリリース(およびインストーラー)を利用することができます。詳細については、Alteryxの営業担当者にお問い合わせください。
警告
Server-FIPS 2025.1には、非FIPS Serverのリリースと比較して、使用できない機能、または制限されている機能がいくつかあります。参考に以下のリストをご覧ください。これらの機能の多くは、今後のServer-FIPSリリースで再び利用可能になる予定です。
Alteryx Server-FIPS を使用すると、一元管理されたセキュリティおよび共有によって、ワークフロープロセスの統制、ワークフローのスケジュール設定、組織全体への分析の拡張を容易に行うことができます。Serverに搭載されている、一般的によく使われる便利な各種機能を利用できますが、このページに記載した制限事項がいくつかあります。
Alteryx Server-FIPS:除外された機能
ここで説明する機能は、Alteryx Server-FIPS の一部として 利用することはできません 。
MongoDB: MongoDB Community版はFIPSに準拠していないため、Server-FIPS には組み込まれていません。ユーザー管理Mongo DB Atlasまたは MongoDB Enterprise Advanced が必要になります。したがって、Community 版のMongoをシステム設定から削除しました。MongoDBの詳細については、ヘルプページのMongoDBの管理を参照してください。
従来のServer OAuth1 APIエンドポイント: 2022.1以降、OAuth1 APIエンドポイントは、FIPSに準拠していないSHA1ハッシュを必要とするため、削除されました。これらのエンドポイントは最新ではないため、FIPS 対応バージョンと FIPS 非対応バージョンの両方から削除され、OAuth2 API エンドポイントに置き換えられました。OAuth1エンドポイントの削除について詳しくは、ヘルプページのOAuth1からOAuth2への移行手順を参照してください。
データ接続: 従来のServerのデータ接続を削除しました。代わりに、データ接続マネージャー(DCM)機能を使用できます。DCM 強制モードが有効になっており、FIPS 対応バージョンの Server では変更できません。DCM のメリットには、ワークフロー外のデータ接続用のユーザー認証情報の安全な保存、セキュリティの強化、パスワード認証情報の管理性の向上、Server と Designer 間の認証情報の同期などがあります詳細については、DCM - Server のヘルプページを参照してください。
テレメトリ: FIPS 対応バージョンの Server では Server 統計テレメトリが削除されました。
ワークフローを保存する機能: Server-FIPS へワークフローを保存する機能が、Designer-FIPS から利用できるようになりました。ワークフローのロック 機能は、Designer-FIPS では利用できないため、 [ワークフローの保存] モーダルからのオプションにはないことに留意してください。